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2026-09-12

Xの全ログを数えた2024年編。年間いいねの3割を1件が持っていった

シリーズ「Xの全ログを年ごとに数える」第5回 / 全6回

目次

Xのアーカイブを年ごとに数える企画の2024年分です。この年は件数の変化より、中身の変化のほうがはっきり出ました。

この年の投稿数

区分 2024年 2023年 増減
全体 5,329 6,532 -18.4%
本人の投稿 3,695 5,018 -26.4%
リツイート 1,634 1,514 +7.9%
うち返信 457 706 -35.3%

ここで初めて、リツイートが増えました。2020年から4年間ずっと減り続けていたのに、この年だけ7.9%増です。一方で自分で書いた投稿は26.4%減。

結果として、全体に占めるリツイートの割合が23.2%から30.7%に上がりました。3件に1件が他人の投稿です。自分で書く量が減り、見かけたものを流す量が増えた年でした。返信は457件で、1日1.25件。2020年の3,912件から8分の1以下になりました。

月別の推移。山も谷もない

  • 1月645/2月342/3月478/4月446
  • 5月348/6月483/7月324/8月467
  • 9月434/10月528/11月469/12月365

最多が1月の645件、最少が7月の324件。その差は2.0倍しかありません。2020年は3.7倍、2022年は4.1倍あったので、年内の凸凹がかなり平らになりました。

前年までは「大きな試合がある月だけ跳ねる」形でしたが、この年は跳ねる月がありません。10月の528件が2位ですが、これも突出とは言えない数字です。毎月だいたい同じ量を、だらだらと書いていた年です。

時間帯。夜型が崩れて、一日中うっすら

時間帯別の上位を並べると、前年までとは形が違いました。

  • 21時371/18時369/23時309/17時304/0時289
  • 12時287/14時289/16時290/13時283

1位の21時(371件)と、10位あたりの13時(283件)の差が100件もありません。前年までは21時と0時に明確な山があり、朝と昼前が谷でしたが、この年はほぼ横一線です。

深夜0時から5時までの合計は1,011件で、全体の19.0%。前年(1,535件、23.5%)から実数でも比率でも減りました。かわりに、6時台51件・7時台52件と、朝も少しだけ戻っています。極端な夜型が崩れて、一日中まんべんなく触るスタイルになった年でした。

頻出語。趣味が2つに絞られた

上位は「櫻坂」76回、「横転」54回、「普通」50回、「流石」49回。野球関連では特定の選手の名字が20回台で2つ入ったほか、「バント」22回、「ドーム」25回。アイドル関連では「ライブ」30回、「アイドル」19回、「オタク」20回。関心がこの2系統に分かれていました。

前年までは配信・音楽・大学野球・プロ野球と関心が分散していましたが、この年はアイドルの現場と野球観戦の2つに寄りました。「ドーム」や「ライブ」が上位に来ているのは、家で見るだけでなく現地に行った回数が増えたからだと思います。

「横転」が54回というのは、自分でも集計するまで気づいていませんでした。驚いたときや取り乱したときに使う口癖で、こんな使い方をしています。

豊橋から浜松の接続悪すぎて横転してる

今月イベントラッシュに加えて行きたいイベントが多すぎて横転してる(一部伏せて引用)
身体分裂するしかないぞマジで

語彙を集計すると、話の中身より先に口癖が上がってきます。頻出語ランキングの半分は、その人の喋り方の癖を測っているだけかもしれません。6年分を数えてみての実感です。

1件で年間の3割を稼いだ投稿

この年の数字でいちばん極端だったのがここです。8月4日の投稿が1,111いいね、73リツイート。2位が61いいねなので、18倍離れています。

内容は、国際大会の審判の国籍について書いた素朴な疑問でした。特定の誰かを名指ししたわけでもなく、長文でもない。よくある感想です。

この1件だけで、この年の全いいねの31%を占めています。2024年に自分が書いた3,695件のいいね合計は3,563。そのうち1,111がこの1件から来ています。残りの3,694件で2,452いいね、1件あたり0.66です。

さらに言うと、自分の投稿のうち67.9%(2,508件)はいいねがゼロでした。前年は72.7%がゼロ。普段の投稿はほぼ無反応で、年に一度くらい桁違いに伸びる投稿が出る。自分のアカウントの数字はそういう形をしていました。

なぜ伸びたのかを後から考えると、「多くの人が薄々思っていて、まだ誰も書いていない時間帯に、短く書いた」という条件が揃っていたからでしょう。中身の深さとも、日頃の投稿数とも関係がありません。運の要素が大きい以上、数字を目標にして書くのは筋が悪いという話でもあります。

2024年をまとめると

自分で書く量が減ってリツイートが増え、時間帯の偏りもなくなって、関心はアイドルと野球の2つに絞られました。そして年間のいいねの3割を、たった1件が持っていきました。

集計の方法

数字はすべて、X(旧Twitter)の公式アーカイブをダウンロードして自分で集計したものです。1件ずつのJSONに投稿日時・本文・いいね数・リツイート数・返信かどうかのフラグが入っているので、年ごとに分けて数えました。

  • 「本人の投稿」は、リツイート以外のすべて(返信と引用を含む)
  • 「返信」は本人の投稿の内数で、二重には数えていない
  • 時刻はすべて日本時間
  • 頻出語は本文から漢字・カタカナのまとまりを機械的に抜き出して数えた簡易的なもの。「東京六東都」のように、語として不自然な切れ方をしたものも混じっている。1投稿に同じ語が複数回出る場合は、その回数ぶん数えている

最後の点が、2022年と2023年で「自動投稿が頻出語1位を取る」原因になりました。同じテンプレートを繰り返し投稿すると、そのなかの語がそのまま順位を押し上げます。自分のログを分析するときは、まず定型の自動投稿を切り分けてから数えたほうがいいというのが、この6年分での教訓です。

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集計の手順とスクリプトは、Xの全履歴アーカイブを自分で集計する手順にまとめています。