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2026-09-12

Xの全ログを数えた2020年編。1年18,229件、その1割は質問箱だった

シリーズ「Xの全ログを年ごとに数える」第1回 / 全6回

目次

自分のXのアーカイブを全部書き出して、年ごとに数え直してみました。記憶で振り返ると美化も忘却も入るので、まずは件数から入ります。この記事は2020年分です。

この年の投稿数

区分 件数
全体 18,229
本人の投稿 13,802
リツイート 4,427
うち返信 3,912

返信は本人の投稿の内数です。1日あたりに直すと約50件。起きている時間を16時間とすると、20分に1回は何か書いていた計算になります。

前年の2019年は19,443件(本人15,173/RT 4,270/返信5,518)だったので、全体では6%ほどの微減。ただし返信が5,518件から3,912件に3割近く減っていて、「誰かと会話する時間」が先に削れ始めた年でした。この傾向は翌年以降もっとはっきり出ます。

月別の推移。秋に山が来る

月ごとの件数はこうなりました。

  • 1月925/2月982/3月1,827/4月1,220
  • 5月751/6月1,070/7月1,033/8月1,540
  • 9月1,844/10月2,779/11月2,327/12月1,931

最多は10月の2,779件で、最少の5月(751件)の3.7倍あります。10月から12月にかけての3か月だけで7,037件、年間の39%がここに集中していました。

10月に何があったかは頻出語のほうから逆算できます。「ドラフト」が124回、「選手」114回、「投手」77回、「リーグ」80回。プロ野球のドラフト会議は毎年10月下旬で、アマチュア野球の話題がいちばん盛り上がる時期です。実際、10月末には球速の計測結果を報告するだけの短い投稿が伸びていました。この年の秋は、ほぼ野球の話をしていたことになります。

3月の1,827件も目立ちます。外に出る用事が消えた時期で、代わりに家の中の話が増えました。後述する勉強の記録を始めたのも3月末です。

時間帯。23時が最多の完全な夜型

時間帯別に数えると、はっきり夜型でした。

  • 23時 1,594/22時 1,489/21時 1,330/0時 1,314
  • 5時 20/6時 26/7時 102

22時から翌1時までの4時間で5,327件、全体の29%です。逆に朝5時から7時までの3時間は合計148件しかなく、24時間のうち「存在しない時間帯」がはっきりあります。

面白いのは昼にも小さな山があることで、12時から14時までの3時間で3,111件。昼休みにスマホを触っていた分がそのまま形になっています。夜の山と昼の山の二こぶは、この年の生活リズムをよく表していました。

頻出語。1位の「質問箱」は自分の言葉ではなかった

頻出語のトップは「質問箱」で1,581回。ただしこれは中身を見ないと誤読します。内訳を数えると、募集を告知する定型の自動投稿が181件、残りの1,392件が実際の回答投稿でした。匿名で送られてきた質問に一言で答えて投稿する、という使い方です。

この1,392件は本人の投稿13,802件の10.1%にあたります。2020年の投稿の10件に1件は、来た質問に答えたものだったことになります。頻出語に「恋人」(69回)「結婚」(67回)「友達」(79回)「報告」(71回)が並ぶのも、これが理由です。送られてきた質問のテーマが、そのまま語彙に出ていました。

年別に数えると、この質問箱の回答は2020年が1,392件、2021年が238件、2022年は3件で、そこから先はゼロになります。この年がピークで、以降きれいに消えた習慣でした。

自分の言葉のほうで目立つのは「勉強」157回、「確率統計」101回、「日目」91回です。3月30日に「1日目」と書いて始めた勉強の記録が、9月14日の「169日目」まで続いていました。ハッシュタグ付きの投稿だけで100件あります。

2日目
やっと、確率分布入った。たまに、卒論で勉強した痕跡が本に残ってるけど意味が分からなくて草生えたわ

自分で「何日続くか分からない」と名前を付けておきながら半年近く続いていたわけで、当時の自分の予想は外れていました。

反応が多かった投稿

この年いちばん伸びたのは8月と9月の投稿(71いいね、64いいね)でしたが、どちらも時事的な話題や第三者への言及を含むので、ここでは引用を控えます。かわりに、自分の関心がよく出ているものを挙げます。

ゲームアプリの「ドット絵」をディープラーニングで自動生成する
俺のやりたいことやってる人いて思わずガッツポ

3月末の投稿で12いいね。数字としては地味ですが、機械学習で何か作りたいと思っていたのがこの時期だとわかる一件です。勉強の記録を始めたのが同じ月なのも、たぶん無関係ではありません。

伸び方の傾向としては、意見を短く言い切った投稿と、ニュースに一言だけ添えた投稿が上位を占めていました。長く書いたものはほとんど伸びていません。反応の数だけ見るなら、短いほうが有利だったということです。

2020年をまとめると

投稿数は年間で最多クラス、中身は野球と勉強と質問箱の3本立てで、活動時間は完全に夜型。一方で返信は前年から3割減っていて、「たくさん書いているが、会話は減っている」状態の始まりの年でした。

集計の方法

数字はすべて、X(旧Twitter)の公式アーカイブをダウンロードして自分で集計したものです。1件ずつのJSONに投稿日時・本文・いいね数・リツイート数・返信かどうかのフラグが入っているので、年ごとに分けて数えました。

  • 「本人の投稿」は、リツイート以外のすべて(返信と引用を含む)
  • 「返信」は本人の投稿の内数で、二重には数えていない
  • 時刻はすべて日本時間
  • 頻出語は本文から漢字・カタカナのまとまりを機械的に抜き出して数えた簡易的なもの。「東京六東都」のように、語として不自然な切れ方をしたものも混じっている。1投稿に同じ語が複数回出る場合は、その回数ぶん数えている

最後の点が、2022年と2023年で「自動投稿が頻出語1位を取る」原因になりました。同じテンプレートを繰り返し投稿すると、そのなかの語がそのまま順位を押し上げます。自分のログを分析するときは、まず定型の自動投稿を切り分けてから数えたほうがいいというのが、この6年分での教訓です。

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集計の手順とスクリプトは、Xの全履歴アーカイブを自分で集計する手順にまとめています。