Xのアーカイブを年ごとに数える企画の2023年分です。ここまで3年連続で減り続けてきましたが、この年の落ち方がいちばん急でした。
この年の投稿数
| 区分 | 2023年 | 2022年 | 増減 |
|---|---|---|---|
| 全体 | 6,532 | 10,999 | -40.6% |
| 本人の投稿 | 5,018 | 8,811 | -43.1% |
| リツイート | 1,514 | 2,188 | -30.8% |
| うち返信 | 706 | 1,366 | -48.3% |
4割減です。2020年の18,229件と比べると、3年で36%、ほぼ3分の1になりました。1日平均は約50件から約18件へ。
返信は706件で、また半減しています。2020年が3,912件だったので、3年で5分の1以下。ここまで来ると「Xで人と会話する」という使い方は、ほとんど残っていません。1日あたり2件弱です。
月別の推移。3月と8月にだけ山がある
- 1月739/2月600/3月951/4月496
- 5月417/6月363/7月266/8月689
- 9月455/10月481/11月529/12月546
最少は7月の266件で、これは2020年以降で最も少ない月です。1日9件弱。それ以外の月も400〜600件で、平坦なところは本当に平坦になりました。
そのなかで3月(951件)と8月(689件)だけが飛び出しています。中身を1日単位で割ると、どちらも理由がはっきりしていました。
3月は、日本代表が出る国際大会が3月中旬から下旬にかけて開かれた月です。3月22日だけで71件、3月11日と12日がそれぞれ49件。試合を見ながら書いていたぶんがそのまま積み上がっています。
8月は、8月23日が50件、24日が38件、25日が31件。高校野球の決勝前後にあたる日です。実況しながら書くタイプの使い方だけは、件数が減った年でも残っていました。裏を返すと、大きな試合がない月は本当に書かなくなったということです。
時間帯。朝が消えて、深夜が戻ってきた
この年は時間帯の形が前年から変わりました。
| 時間帯 | 2022年 | 2023年 |
|---|---|---|
| 3時 | 50 | 211 |
| 4時 | 11 | 147 |
| 5時 | 12 | 94 |
| 7時 | 40 | 16 |
| 8時 | 92 | 21 |
| 9時 | 276 | 43 |
前年はほぼ消えていた3時台から5時台が復活し、かわりに7時から9時がほぼ消えました。9時台が276件から43件、6分の1です。全体の件数が4割減っているなかで、深夜だけは実数で増えている。生活時間が後ろにずれたと読むのが自然でしょう。
ピークは21時(526件)で3年連続同じですが、0時台が466件と2位に上がってきています。前年の632件より減ってはいるものの、全体が4割減のなかでは比率としてむしろ厚くなりました。
頻出語。1位はまた自動投稿だった
頻出語のトップは「前日比」で189回。前年に続いて、また自分の言葉ではありませんでした。
これは3月から使い始めた集計サービスの自動投稿です。毎日0時すぎに、その日のフォロー数・フォロワー数・投稿数などを「前日比」付きで書き出してくれるもの。年42件の投稿のなかに「前日比」が繰り返し入るので、それだけで1位を取ってしまいました。「ツイライフ」42回、「リプライ」42回、「ツイート」38回も同じ投稿から出ています。
自分のSNSの使用量を自動で記録して投稿する、という行動自体が2023年らしいと言えばらしい。今この記事を書くためにアーカイブを集計しているのも、結局は同じことをやっているわけです。
自動投稿を除くと、上位は「今日」123回、「頑張」79回、「明日」75回、「出来」67回といった、ごく普通の日常語になります。固有名詞では配信や音楽関係が100回前後、野球関係が30〜50回の帯。前年まで語彙の半分を占めていた「特定の対象を追いかける投稿」が、この年は薄くなっていました。
「気合入」53回という語が上位に入っているのも特徴です。毎日届くメールに一言ずつ返信する形の投稿が続いていて、その定型句でした。件数全体が減っても、毎日やると決めた小さい習慣だけは残っていました。
反応が多かった投稿
上位2件(75いいねと55いいね)は、どちらも実在の人物への言及や政策への意見を含むため引用しません。数字の記録だけ残しておきます。
自分の言葉として残しておきたいのは、元日の投稿です。
明けましておめでとうございます
年は変わったので区切りとして切り替わった感じがしますが、個人的には普段の1日が終わってまた始まったなという感覚です
ようするに、やることは何も変わらないということです
1日1日しっかりやれることをやっていきたいです
8いいね。数字としては小さいですが、この年の投稿数の落ち方を見たあとに読むと、少し違って見えます。11月にはこんなことも書いていました。
今の人は気にし過ぎなんだよマジで
目的を達成するために必要だと思ったことは失敗や批判を恐れずやっていくべき
失敗したら、次回に活かせばいい
7いいね。こういう長めの投稿はほとんど伸びません。伸びるのは相変わらず、ニュースに一言添えたものか、短い言い切りでした。
2023年をまとめると
投稿数は3年で3分の1になり、会話はほぼ消え、時間帯は後ろへずれました。残ったのは大きな試合の実況と、毎日続けている小さな習慣の2つです。
集計の方法
数字はすべて、X(旧Twitter)の公式アーカイブをダウンロードして自分で集計したものです。1件ずつのJSONに投稿日時・本文・いいね数・リツイート数・返信かどうかのフラグが入っているので、年ごとに分けて数えました。
- 「本人の投稿」は、リツイート以外のすべて(返信と引用を含む)
- 「返信」は本人の投稿の内数で、二重には数えていない
- 時刻はすべて日本時間
- 頻出語は本文から漢字・カタカナのまとまりを機械的に抜き出して数えた簡易的なもの。「東京六東都」のように、語として不自然な切れ方をしたものも混じっている。1投稿に同じ語が複数回出る場合は、その回数ぶん数えている
最後の点が、2022年と2023年で「自動投稿が頻出語1位を取る」原因になりました。同じテンプレートを繰り返し投稿すると、そのなかの語がそのまま順位を押し上げます。自分のログを分析するときは、まず定型の自動投稿を切り分けてから数えたほうがいいというのが、この6年分での教訓です。
このシリーズの記事
- 2020年(18,229件・質問箱が1割)
- 2021年(27%減・夜更かしが減る)
- 2022年(頻出語が全部ボット)
- 2023年(4割減・生活時間が裏返る)(この記事)
- 2024年(1件で年間いいねの3割)
- 2025年(5分の1・5月に底を打つ)
集計の手順とスクリプトは、Xの全履歴アーカイブを自分で集計する手順にまとめています。